OWLから学ぶGOATSの3スタイル

OWLもステージ2が終わり残すところはステージプレイオフ

これが終わればすぐオールスターが開催されそのあとは一か月のオフに。

先月新ヒーローバティストが追加されほとんどのDPSにバフが入ってもなおGOATSはメタの中心にいる。

もちろんjeffの意向など知る由もないが、GOATSを良しと思っていないのならこのオフ期間中に大きなパッチが入ることは想像に難くない。

そこで今のうちにGOATSとはなんたるやということを書きしたためておこうかと。

この記事ではそもそもGOATSってなんぞやというところには触れず、戦術としてどう昇華したかについて書くので、普段から大会観戦をしている人や競技者向けになるかも。

 

■異なる3つのスタイル

 GOATSは構成こそどのマップでもどのチームでも同じだが、その戦術は大きく異なっている。現在GOATSには3つのスタイルが存在していると認識している。ハルトにキャリーさせるアーリーゲームスタイル、ザリアにキャリーさせるレイトゲームスタイル、そしてチームベースで動くミッドゲームスタイル。わかりやすくOWLのチームに当てはめると、順にバンクーバー、サンフランシスコ、ニューヨークとなる。

 

  • アリーゲームスタイル
    早期決着型ともいえるこのスタイルは、攻撃的なラインハルトを軸に組み立てられている。自分の体力や盾を犠牲にアドバンテージを獲得し押し込んでいくが、脳筋に見えて厳密なHP管理や掴んだ有利を離さない連携が必須。
  • レイトゲームスタイル
    OWで唯一スケールするヒーローであるザリアを中心に動く。最初は相手にエリアを明け渡す代わりにエネルギーやスキルの有利を保持し、それを放出しながらゆっくりと戦い徐々に有利を広げていく。
  • ミッドゲームスタイル
    軍隊のように統率された動きで相手の動きに素早く対応し、その場で的確な解答を導き出し続けるスタイル。6人全員に高度な連携と状況把握能力を要求されるので難易度が段違いに高い。

 

GOATSは絶対的エースがいるチームより平凡でもミスをしない6人が勝つ――まったくもって同意するが、戦術を組み立てる際には中心となる選手あるいはヒーローがいることもある。

GOATSとは結局のところ「どんなアドバンテージを取りたいか」であり、そのアプローチの仕方がチームの特色として表れている。体力やエリアの有利が欲しいなら攻める、盾やスキルの有利が欲しいなら引く/隠れるなど、目的によって戦い方は180度変わる。

 

OWLの全試合や戦術を網羅しているわけではないのでもちろんこの3スタイルだけではないかもしれないが、こういう視点を持ってお気に入りのチームを見て何か気付くことがあればより面白くなると思う。